大阪・福島区の野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科です。日本皮膚科学会専門医・アレルギー学会専門医の院長が、アトピー性皮膚炎やニキビ等に対して専門性を生かした保険診察を行います。光線・紫外線療法が可能。昼13時夜19時まで診察。初めての方もご予約可能、阪神野田駅から徒歩1分

乾燥肌

乾燥肌アイコン

乾燥肌とは?

皮膚のバリア機能が低下して、からだの中の水分が外に逃げやすく、からだの中に外からダニやバイ菌の成分が入りやすくなった状態です。子どもの乾燥肌を放置すると、アトピー性皮膚炎を発症する原因になってしまいます。

逆に、アトピー性皮膚炎のリスクが高い赤ちゃんに対して、生後すぐに保湿剤を塗り始めると将来のアトピー性皮膚炎の発症が予防できることが知られています。また、いったん治ったアトピー性皮膚炎の再発防止に保湿剤が有効であることも判明しています。抗がん剤の副作用である皮膚炎(手足症候群)は、保湿剤によるスキンケアで発症が予防できます。このように、乾燥肌は、その後の皮膚炎に進展する前に、保湿剤でしっかり治療することが大切です。

野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科では、皮膚科専門医、アレルギー専門医の院長が乾燥肌の治療を行います。福島区、此花区で乾燥肌にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

乾燥肌の原因

乾燥肌かどうかは、遺伝的要因が大きいことが判明しています。子どもの乾燥肌は大人になると自然と治ることがありますが、高齢者の乾燥肌は老化現象ですから、継続した治療が大切です。乾燥肌は気候にも左右され、空気が乾燥している冬は悪化します。暖房の使いすぎは空気がさらに乾燥するので注意が必要です。ちなみに院長の今井の場合、乾燥した気候であるアメリカの病院に勤務していた時は毎日保湿剤を塗っていましたが、日本に帰国したら乾燥肌になるのは冬だけになりました。

当院における治療

乾燥肌は医学的には皮脂欠乏症という病気ですので、保湿剤も保険適用になります。保湿剤には種類があり、魚鱗癬などの特殊な乾燥肌には尿素クリーム10%~20%を、乳幼児やアトピー性皮膚炎に伴う乾燥肌にはヘパリン類似物質を用いています。

保険で処方できる保湿剤

図のように、ヘパリン類似物質の保湿剤は油(オイル)が主体のものから水が主体のものまでバリエーション豊かですので、患者さんの症状や季節によって適切な保湿剤を処方しております。昔はベタベタするものしか無かったので、お子さんには不人気でしたが、今は塗り心地に優れた乳液(ローション)や、泡で出てくるタイプのまったくベタベタしない保湿剤(フォーム剤)が新登場し、子どもたちも保湿剤を嫌がらずに塗らせてくれるようになりました。

日常での注意点

保湿剤は、塗る量が足りないと効果が得られません。当院では具体的な塗り方を指導しております。

1FTU、1フィンガー・チップ・ユニット

チューブの場合は指の第一関節まで中身を出すと約0.5グラム(これを1FTU、1フィンガー・チップ・ユニットと呼びます)となり、これで手のひら2枚分を塗ることができます。(ローションの場合は1円玉の大きさで約0.5グラムになります。)

・・・たとえば、親御さんが3~5歳児の片腕+手(大人の手のひら4枚分の面積に相当)に塗る場合、1グラム(2FTU)が必要になります。

この量だと、かなりベタベタするかもしれませんが、これが適正量です!なお、すり込むと皮膚のしわの中に保湿剤が入り込んでしまって効果が弱くなりますので、やさしく塗り広げてください。

皮膚炎は保湿剤では治りません

最後に、アトピー性皮膚炎などの湿疹が残っている部分には保湿剤ではなく、炎症を押さえる塗り薬(ステロイド外用剤または非ステロイド外用剤:タクロリムス軟膏、デルゴシチニブ軟膏)を塗ったほうが効果的です。湿疹部分は確かに乾燥しているのですが保湿剤では治せません。最新の研究で、湿疹を引き起こす体内の原因物質(インターロイキン4(IL-4)やIL-33など)が皮膚を乾燥させることや、この原因物質を消す治療をすることで乾燥肌が改善することが分かってきました。また、保険で使えるステロイド外用剤の中には、最初から保湿成分が配合されているものがありますので、当院では積極的に処方しています。

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執筆者:
今井康友(医学博士、皮膚科専門医、アレルギー専門医)

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※ 当院の診察受付締め切りは18:30までです

● 院長(男性医師)

▲ 永井 諒(男性医師)

★ 坂本幸子(女性医師)

・当院では医師の指定はできませんが、乾癬・酒さなどの特殊疾患は院長が、手術は坂本医師・永井医師が対応させていただきます。

・当院の医師は全員が皮膚科学会正会員かつ皮膚科専門医の認定資格を取得しています。

休診日木曜、土曜午後、日曜、祝日

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