このような症状でお悩みではありませんか
粉瘤(表皮のう腫)の切除手術は保険適用で行っております。
- 首・肩に触るとぶよぶよするしこりがある
- 年々大きくなるしこりがある
- 表面に黒い点があるしこりがある
このような症状は「粉瘤」と呼ばれる良性の“できもの“の可能性があります。
大阪市、福島区・此花区・淀川区などでこのような症状にお悩みなら、野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科までお気軽にご相談ください。
粉瘤とは?
粉瘤(アテローマ、アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれます)は、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってしまってできた良性腫瘍(嚢腫)の総称です。
たまった角質は袋の外には排出されないので、少しずつ大きくなることが多いです。
また、感染し痛みを伴って赤く腫れたり、膿が溜まったりすることがあります。
粉瘤の治療方法
1
感染時の治療
突然に数日で大きく腫れ、赤みや痛みが出ます。もし赤みが部分的で、膿が溜まっていない場合には、抗菌剤の飲み薬で改善することがあります。しかし全体が赤く腫れたり、膿が溜まったりして柔らかい場合や、抗菌剤の飲み薬で改善しない場合は、局所麻酔をして膿を出す出口を作り、汚染した内容物や膿を排出させる必要があります。その後、洗浄や塗り薬を続けることで、切開した傷は閉じ、再びもとのサイズの小さなしこりに戻ります。根治治療(切除手術)をおこなわず、ここで終了(略治)とすることもできます。
※感染時に粉瘤自体を切除する手術は通常行われません。なぜなら、普段よりもサイズが大きくなっているため、術後感染のリスクが高く、再発のリスクも高いためです。感染が落ち着いて3か月ほど経過し、より小さなしこりに戻ると、より良い状態での根治手術が可能となります。
2
根治治療
局所麻酔での手術になります。表面の皮膚を紡錘形に切開し、嚢腫のみを摘出する、日帰り摘出手術を行っています。ただし巨大なものなど手術が難しい場合は基幹病院(大きな病院)に紹介とさせていただきます。
当院における手術日について、詳しくはこちらをご覧ください。
治療費用
- 健康保険が適応される手術です。
- 手術費用は3割負担で5,000円(小さなもの)~12,000円(大きなもの)です。
- 別途、診察料、血液検査費用、病理検査費用が必要です。
よくある質問
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執筆者:
今井康友(医学博士、皮膚科専門医、アレルギー専門医)