2024年4月から月曜日午後にも皮膚腫瘍の手術を行うことになりました。皮膚のできもの(皮膚腫瘍)の手術は、月曜日午前中と金曜日午後に認定形成外科専門医の坂本幸子先生(女性医師)が行っておりますが、月曜日午後の手術は認定皮膚科専門医で兵庫医科大学病院の皮膚腫瘍外来責任者でもある永井諒 講師(男性医師)担当します。永井先生は、普段は大学病院で巨大な皮膚悪性腫瘍を切除している先生ですので、安心して手術を受けていただけると考えております。なお、男性の陰部の腫瘍の切除手術は月曜日午後に限らせていただきます。

 

(手術における診察手順のご案内:すべて保険適用)


①手術の相談・説明、手術の予約、術前採血(月曜午前・午後、金曜午後)

②手術(完全予約制:月曜午前・午後、金曜午後)場合により抗生剤・痛み止め処方

③手術のきずあとの確認(手術の翌日(または翌々日)

④抜糸(1〜2週間後)

⑤病理結果説明(約2週間後以降)

 

(まずは通常診察を受診)

まずは通常の診療を受診していただきます。手術希望の方は手術担当医の術前診察を予約していただきます。当院で手術可能な腫瘍であると手術担当医が診断した場合は、手術の予約を行います。最短で2週後に予約となります。なお、それ以外の手術日を希望される場合や、大きな腫瘍であるなど手術が難しい症例の場合は基幹病院(他院)紹介とさせていただきます。

 

(手術対応になる皮膚腫瘍・皮膚疾患)

ホクロ(母斑)、粉瘤(表皮嚢腫・アテローマ)、軟性線維腫(アクロコルドン)、その他皮下腫瘍(脂肪腫)など

 

(手術における注意)

  • 手術の安全を確保するために、手術前に血液検査(採血)を行い、結果が出てから手術になります。直前に他院で採血した結果をお持ちの方は、あらかじめ持参してください。推奨項目は、血算、肝機能、腎機能、B型肝炎、C型肝炎、梅毒です。なお、当院では平日の夕方6時以降は採血ができませんのでご注意ください。
  • 局所麻酔や抗生物質にアレルギー(副作用の既往)がある患者さん、血液がサラサラになる薬(抗凝固剤)を内服されている患者さんは、必ず事前にお伝えください。場合によっては当院で手術できませんので、他院紹介になります。
  • 手術当日は時間がかかります(30分程度)ので、お子様連れでの施術は、お断りしております。なお、通常診察の場合はお子様連れでの受診で問題ございません。
  • 手術当日に飲食はしていただいてOKです。当院の手術は保険適応で、病理検査も含めた費用は3割負担で1〜2万円程度です(部位や大きさによって変わります)。手術した日はシャワー・入浴はできません。手術の翌日または翌々日に、きずあとのチェックの再診をお願いしています。抜糸は手術の1週間後になりますので、必ず来院していただきます。場合により抜糸後にテーピングを指導することがあります。手術の約2週間後以降に、切除した腫瘍が良性か悪性であったか、病理診断の結果をご説明させていただきます。このように、手術の場合は複数回の通院が必要ですので、基幹病院ではなく近くのクリニックで対応するメリットがあると考えます。

 

(保険適応における手術費用の詳細について:3割負担の場合)

手術費用そのものが5,000円(小さなもの)〜12,000円(大きなもの)です。これに加えて診察料(約1,000円)、血液検査費用(約1,000〜2,000円)、病理検査費用(約3,000円)などが別途必要となります。