脇の汗が出なくなる、新しい薬が保険適応になりました。写真のシートに薬が染みこませてあるので、このシートを脇の下にこすりつけて使用するタイプの薬剤です。原則として10歳から使えます。一方、前立腺肥大や緑内障がある患者さんには使えませんので、一定以上の年齢の患者さんには使用しにくい薬剤です。また、汗が出なくなる薬ですので、これからの季節、汗が出なくなって熱中症にならないよう注意が必要です。

手に塗ると間違って眼に入った場合に問題ですので、使用後は手を洗います。なお、手汗の場合、別の薬や化粧品(保険適応外)にて対応となります。

原発性腋窩多汗症の治療薬「ラピフォートワイプ」:患者さん向けのパンフレットはこちら。